12月16日、DJ KOO(TRF)が石川県七尾市立朝日小学校にて開催された「avex class」に講師として登壇し、小学生5,6年生約64名の児童に向けてキャリア教育の授業を行いました。
今回の授業は、9月より実施している能登半島地震の復興支援の一環として開催され、「被災した子どもたちに、明るく前向きに生きていってほしい」「『才能や夢を信じる力』の大切さを伝えたいという同校の願いを受け実現。
講師を務めたDJ KOOは、「小学生の頃は引っ込み思案な性格で、自分の発言が間違っていると思われるのが怖くて、積極的に手を挙げることができなかった」と転校が多かった小学生時代を振り返り、「でも、学級会の時に勇気を振り絞って手を挙げて発言したら、皆が良いね!と言ってくれて、自分の気持ちを言葉にしたり、行動で示すことの大切さに気付いたし、失敗しても良いんだと思えた」と語りました。
高校時代に所属していたラグビー部のエピソードでは、「上下関係が厳しく、先生や先輩からの指導に納得いかないこともあったけど、根気強く3年間続けたことが今の糧になっている」と話し、1つの物事を続ける大切さについてコメント。
さらに恩師でもある小室哲哉との出会いやDJを志したことについて、「当時DJが今ほどメジャーではなかったので、両親にDJを仕事にしたいと言ったときは、とても心配されたし、理解されなかった」「でも、周りに理解されないことも好きだったら尽き通していいと思っている。認めてもらいたかったら、口だけではなく、態度や姿勢で示せばいい」と自らの経験をもとに、好きなことを仕事にするためのアドバイスをしました。
また、現在はアーティスト活動以外にもバラエティなど活躍の場を広げていることについては「TRFの代表曲でもある“EZ DO DANCE”をロンドンでレコーディングした時に、今まで挑戦したことのないラップパートにすごく不安を抱えていて、ラップパートをなくして欲しいと言おうと思っていた」「でも、思い切ってやってみたら、現地のエンジニアの人に、気持ちが伝わってきてすごく良いと褒められて自信に繋がったし、その経験は今のバラエティの仕事でも活きていると感じる」と述べ、新しいことに挑戦することの楽しさを児童たちに伝えました。
授業終盤の児童からの質問コーナーでは、「年齢を重ねてもアーティストとして活躍している秘訣は?」という質問に対し「同じ事務所の後輩アーティストからいつも刺激をもらっているし、イベントやライヴでファンの方々から元気をもらって、それが自分のエネルギーになっている」「僕と会ってくれた皆さんが、笑顔で元気になってくれることを人生の目標にして活動している」と回答。授業に参加した保護者の方にDJ KOO自ら質問を促すと、「日々挫けそうになることや悔しいこと、悲しいことがたくさんあると思うが、どう乗り切って元気を取り戻しているか」という質問が。それに対し「もちろん僕も挫けそうになることや落ち込むことがたくさんある。でもそういう時、無理に踏ん張ったり、耐えたりすることが逆にプレッシャーになる。いつまでも辛いことが続くことは絶対ないし、明るい未来が待っていると信じて、落ち込む時はとことん落ち込んでオッケー!」とDJ KOOらしいエールを送りました。
最後には「今年は震災があって本当に大変だったと思いますが、皆さんには日本全国の人が味方についている。日本中の皆さんが応援しているから、どんなことにも負けずに頑張ってください!」と激励のメッセージを送り、震災を経験した児童や保護者の方の背中を押す授業となりました。
【開催概要】
・正式名称:「avex class」(読み:エイベックス クラス)
・日時:2024年12月16日(月) 13:40~14:30
・場所:石川県七尾市立朝日小学校(石川県七尾市下町戊部17番地の1)
・登壇者:DJ KOO(TRF)
・参加人数:64名(小学5,6年生)
エイベックスでは、【「次世代」人材の発掘・育成】をサステナビリティ活動のマテリアリティ(重要課題)と位置づけ、未来を創造する多様な才能を発掘・育成、また自社のイノベーティブなコンテンツを通じ「次世代」を創ることで、持続可能な社会に貢献をしてまいります。