close
Loading...
DJ KOOと共に振り返るエイベックスの歴史とエンタテインメントのこれから(ゲスト:生見愛瑠) DJ KOOと共に振り返るエイベックスの歴史とエンタテインメントのこれから(ゲスト:生見愛瑠)

ハイライト

ONOFF

エイベックス35周年特別企画として、TRFのリーダー・DJ KOOを案内人に迎え、時代をつくってきたさまざまなアーティスト・タレントたちとのスペシャルな対談をお届けする企画がスタート。第3回目のゲストは、モデル・女優として多方面に活躍し、“めるる”の愛称で親しまれる生見愛瑠。対談では「生見愛瑠のこれまでの成長とこれから」をトークテーマに、過去から現在に至るまでのキャリア形成を振り返りつつ、現在進行形のモデル、女優として、幅広い層から支持される生見の魅力をDJ KOOが探った。

DJ KOOと共に振り返るエイベックスの歴史とエンタテインメントのこれから(ゲスト:生見愛瑠)

幼少期の娯楽は少女マンガだけ
保育士になりたかった人見知りの少女

DJ KOOと共に振り返るエイベックスの歴史とエンタテインメントのこれから(ゲスト:生見愛瑠)

“めるる”こと生見愛瑠は、『Popteen』や『CanCam』の専属モデルとして人気を博し、その後は『ヒルナンデス』のレギュラーをはじめ、バラエティなど数々のテレビ番組に出演。さらに近年は『おしゃれの答えがわからない』でドラマ初出演、『モエカレはオレンジ色』(2022年)ではヒロインとして映画初出演を果たし、同作品では第46回日本アカデミー賞『新人俳優賞』を受賞するなど女優としても活躍している。

そんな生見は、実はエイベックス・アーティストアカデミー・名古屋校の出身で、小学4年生のときからダンスや歌などを学んでいた。しかし、それまでの幼少期の生見にとって、芸能界は縁の遠い存在だったという。

DJ KOO(以下、KOO)「おそらく、多くの人にめるるの印象を聞いたら、デビューしたときからすぐに活躍しているようなイメージがあると思うんだよね」

生見愛瑠(以下、生見)「本当ですか? でも私は小学4年生のときにアカデミーに入って、モデルの仕事を始めたので、その自覚はないですね。それに性格的に人見知りなので、小学生のときはクラスでも端っこにいるようなタイプでした」

KOO「それは意外だね。小さいころになりたかった職業はあった?」

生見「芸能界への興味は全然なく、子供が好きなので、ずっと保育士さんになりたかったんです。なので自分が今、芸能の仕事をしているのが本当に不思議で。田舎に住んでいたし、娯楽も少女マンガくらいしかありませんでした(笑)」

生見にとって、幼少期に表現をアウトプットするための自己発信力を学べるエイベックス・アーティストアカデミーで学んだことは、その後モデルやタレント、そして女優とマルチな活躍をしていく基盤になったと言えるだろう。

両親の影響から進んだ
芸能界への道

生見の芸能界入りを後押ししたのは、両親の存在だった。母親は、生見の幼少期にヒットを連発していたエイベックスを代表するアーティスト・安室奈美恵の大ファン。娘に歌やダンスを習わせたいという気持ちから、エイベックス・アーティストアカデミー名古屋校への入学を後押ししたという。

生見「最初は正直イヤイヤでしたが、ご褒美をもらえたり、欲しいものを買ってもらいたくて通っていました(笑)。しばらくした頃、偶然東京校の方にスカウトしてもらえたんです。余談ですが、昔から音楽には馴染みが深く、祖母からピアノを習っていたのと、父はずっとバンドが好きで、幼少期からロックを聴かされていました。“める”という名前も、男の子だったら“めたる”にしようと考えていたそうです」

KOO「それはすごいエピソードだね。両親の影響で言うと、僕も幼稚園に入る前の3歳ぐらいのときに、記憶にはないけれど、家にあったジュークボックスでレコードを聴いていたらしいんだよね。幼少期から遊び道具にしていたと聞いて驚いたね。親の影響は、自分では気づかなくても、あとから響いてくるのかもしれないね」

アカデミーに通い始め、芸能界への第一歩を歩み始めた生見にとって、「かわいくなりたい」という気持ちよりも、「おしゃれになりたい」と言う気持ちの方が強かった。

生見「当時、私の住んでいた場所から比べると、名古屋はすごく都会だったんです。私はジャージで出かけるような女の子だったけど、名古屋に出るとみんなすごくおしゃれで。それで恥ずかしいと思うようになって、ファッションの勉強をするようになりましたね」

先輩モデルたちとは逆のアクションを
自分だけのキャラクターをブランディング

生見はその後、『JSガール』や『ニコ☆プチ』を経て、2015年には『TOKYO GIRLS AUDITION』でPopteen賞とRay賞をW受賞。同年12月から『Popteen』専属モデルとしての活動をスタートした。先ほど幼少期は「人見知り」だったと話していたが、一方で自分のことを「かなり頑固で負けず嫌い」とも語り、その考え方がモデルの活動で生きていく。

生見「メイクやファッションに関してもこだわりは強いです。『Popteen』のときはみんながある意味ライバルでしたし、一番を狙っている子ばかり。やはり、自分の中にこだわりがないとまず目立てないし、際立つキャラクターがないと1位になれない雑誌でしたので、負けず嫌いな性格が生かされましたし、いま振り返っても貴重な経験でしたね」

生見「ギャルのキャラクターが多かったですし、みちょぱさんや、ニコルさんはテレビなどでも活躍していたので憧れを持っていました。私が同じことをしていても勝てないと思いましたし、とにかく先輩たちとは逆のことをするように意識しました。みちょぱさんやニコルさんは言動やビジュアルも派手で、女の子たちから憧れられるようなキャラクターですが、自分は読者の子たちと近い距離にいるような等身大のキャラクターを目指したんです。読者の子たちとの交流を図るために『Popteen』時代からSNSにも力を入れるようになりました」

DJ KOOと共に振り返るエイベックスの歴史とエンタテインメントのこれから(ゲスト:生見愛瑠)

KOO「そのときに初めて、自分自身をブランディングし始めたと同時に、芸能界の広さみたいなものをイメージできるようになったんだろうね」

生見「それまでは母にいろいろと助けてもらいながら活動していましたが、自分で頑張って切り開いていかないといけないと思うようになりましたし、仕事への意識が芽生えたのがその時期でした」

カリスマモデルからバラエティの主役へ
同世代の共感を呼ぶ“はっぴーす”

DJ KOOと共に振り返るエイベックスの歴史とエンタテインメントのこれから(ゲスト:生見愛瑠)

試行錯誤しながらもオンリーワンの価値を探し求めた結果、生見は上品かつキュートな雰囲気が魅力の “等身大のモデル”というジャンルを確立。そのHAPPYオーラが読者の共感を呼び、2019年には『Popteen』の「好きなモデルランキング」で首位を獲得し、“令和”初となる号では念願の単独表紙。ついに、カリスマモデルの仲間入りを果たした。

モデルとして大きな目標を達成した一方で、当時の生見は、女優への興味を抱いていた。エイベックスの社員や担当マネージャーからは、その道を目指しつつも、「めるるのキャクターはバラエティに向いている」というアドバイスを受けたという。

生見「最初にバラエティに出演したのは、オーディションを受けて合格した『踊る!さんま御殿!!』でした。収録では自然体で挑み、すごく楽しめました。そこから『何も考えずにそのままのめるるで出てほしい』というようなオファーをいただけるようになりました」

当時は女子高生だった生見の、テレビだからといって背伸びしない独特の受け答えやリアクション、天真爛漫なキャラクターが視聴者の心を掴み、タレントとしての才能が開花。そこからバラエティ番組の主役になるまで時間はかからなかった。

KOO「めるるがテレビに出始めたころに、一緒に営業を回ったことがあった。あのときからHAPPYオーラ全開だったし、めるるのトレードマークである“はっぴーす”のポーズはやっていたよね」

生見「やってました! それをKOOさんがいろいろなところで広めてくださって」

KOO「そう! でも僕はそれがめるるのポーズとは知らなくて、若者の間で流行っているポーズだと思ってやっていた。それが3年前ぐらいだけど、今でも人気なのは、めるるの魅力がちゃんと世の中に伝わっている証拠だよね」

モデルからタレント、そして女優へ
大事にしている“自分が楽しむ”ということ

DJ KOOと共に振り返るエイベックスの歴史とエンタテインメントのこれから(ゲスト:生見愛瑠)

テレビ番組でも大活躍し、多くの方の目に触れるようになった生見は、かねてから思い描いていた女優の道へのチャレンジを始める。冒頭でも触れたが、近年は話題のドラマや映画作品へ着実に出演し注目を集めている。また、10月22日から放送される新日曜ドラマ『セクシー田中さん』(日本テレビ系)にも出演が決まっており、モデルやバラエティとは違う新たな一面を見せている。

生見「ずっとやりたいと思っていたことなのでもちろんうれしいですし、バラエティも大好きなので両立していきたいと思っています。半年に1回くらい、マネージャーさんにやりたいことを伝える機会をちゃんと作るようにしているんです」

生見のように、タレントの個性や特徴を生かしつつも、本人が挑戦したい方向性へマネジメントできたのはエイベックスが長年貯蓄してきたマネジメントに関しての知見の成果なのかもしれない。

KOO「それがちゃんと実現しているのはきっと手応えがあるよね。ただ、その仕事の量がとてつもなく多いだろうから、そこでの葛藤みたいなものはあるんじゃないかな」

生見「ずっと演技の仕事だけが続くと、自分の中でいっぱいいっぱいになってしまうので、バラエティのお仕事が自分のバランスを保ってくれている所もあって。今はすごくいいバランスでお仕事をさせていただいている実感があります」

KOO「僕は仕事をしていく上で『みんなを笑顔にする』というのを大事にしているんだけど、めるるは何か自分の中で大事にしているものはあるのかな?」

生見「私は自分が楽しむということを大事にしています。バラエティ番組への出演は3年くらい続けてこられましたが、今でも心から楽しみながらやれています。結果として、見てくれている方にも、楽しんでいただけたら嬉しいですが、一番はやっぱり自分が楽しむことだと思っています」

そんな生見の楽しんでいる姿は、テレビ、雑誌、SNSから自然と伝わっているのだろう。事実、以前はファンの比率がほぼ女性だったそうだが、最近は性別・年齢層を問わず、幅広いファンからのメッセージが生見の元には届いている。

自分のスタンスで今を全力に
いつまでも“10代のような明るい人”でありたい

先のことは細かく考えず、目の前にあることをとにかく全力で取り組んで次のステップへ──。世代も性別も道のりも全く違うDJ KOOと生見だが、その考え方はリンクしている。

KOO「めるるが、自分のスタンスを持っているからこそ、目の前のことにしっかりと取り組めて、なおかつそれを積み上げていけるんだと僕は思う」

生見「そうですね。私の場合、今は演技を楽しめているし、今年に入って『モエカレはオレンジ色』という映画に初出演し、日本アカデミー賞の新人俳優賞もいただけたので、目標を挙げるとしたら主演女優賞を受賞できるような女優さんになりたいです」

KOO「めるるにはエイベックスから誕生した女優として、是非とも主演女優賞を取ってほしいな」

生見「はい! 頑張ります。あとは、ビジュアルではなく、考え方がずっと10代のような明るい女性に憧れているので、いつまでも“マインドギャル”を忘れずに、これからも生きていきたいですね」

モデルでも女優でも、“共感”が人気を呼ぶのが必須条件になっている昨今。今ではテレビや雑誌といったマスメディアと同等かそれ以上に、YouTubeやSNSといったパーソナルな発信手段から伝わるリアルな情報がファンに求められている。その点、華やかな世界に生きる「めるる」と、自然体で楽しむ「生見愛瑠」は同じフィルター上に存在し、その嘘のないスタイルが、今この時代に支持される理由なのだろう。今後も、活動の幅をさらに広げていきながらも「自身が楽しむ姿勢」を忘れない生見から、目が離せない。

DJ KOOと共に振り返るエイベックスの歴史とエンタテインメントのこれから(ゲスト:生見愛瑠)

(写真左)
DJ KOO

(写真右)
生見愛瑠

こんな内容

関連リンク

生見愛瑠 (avex management Web)
BACK TO INDEX