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DJ KOOと新卒社員が考える エイベックスの未来と多様化するエンタテインメント DJ KOOと新卒社員が考える エイベックスの未来と多様化するエンタテインメント

ハイライト

ONOFF

3年にわたり続いたコロナ禍が明け、ライヴやフェスをはじめとするリアルイベントが続々と再開されはじめた2023年。エンタテインメントが再スタートを切る節目の年に入社した新卒社員たちは、どのような想いや展望を抱いているのだろうか。今回座談会に参加したのは、エイベックス・エンタテインメント株式会社(以下、AEI)で新人の発掘や育成を行う高野かれん、エイベックス・ライヴ・クリエイティヴ株式会社(以下、ALC)でライヴ制作を担当する岡上理子、エイベックス・ミュージック・クリエイティヴ株式会社(以下、AMC)でTikTok運用に携わる白崎莉玖、エイベックス・アライアンス&パートナーズ株式会社(以下、AAP)で広告制作やイベント運営を行う田上理彩、エイベックス・ピクチャーズ株式会社(以下、API)で動画配信プラットフォームで配信する作品を扱う松瀬雅大の新卒社員5名。そして、TRFとして30年以上のキャリアをエイベックスと共に歩んできたDJ KOOとの熱いセッションをお届けする。

DJ KOOと新卒社員が考える エイベックスの未来と多様化するエンタテインメント

(左から)松瀬雅大、岡上理子、高野かれん、DJ KOO、田上理彩、白崎莉玖

エンタテインメントを
総合的に俯瞰する世代観

DJ KOOと新卒社員が考える エイベックスの未来と多様化するエンタテインメント

DJ KOO(以下、KOO)とエイベックスの新卒社員——かたやDJ・タレントとしてメディアで目にしない日はないエンタテイナー、かたや熱い志を持って明日のエンタテインメントを模索する新卒社員たち。彼らの既存の枠にとらわれない柔軟なアイデアとKOOならではの斬新なビジョンが化学反応を起こし、まだ見ぬエンタテインメントの未来像が浮かび上がる。まず、KOOが彼らに投げかけた質問は、「どうしてエンタテインメント業界を志したのか」という問いかけだった。

DJ KOOと新卒社員が考える エイベックスの未来と多様化するエンタテインメント

高野「私は、AEI事業開発本部のIP発掘育成avex Youthグループに所属し、新人の発掘や『ユース生』と呼ばれる生徒の育成やレッスンの管理を担当しています。この業界を志した理由は、カルチャーに触れた時に鳥肌が立つ体験の提供や、つらいことがあっても心の支えになるものを作り出したいという思いがあったから。現代の多様化するエンタテインメントは、言語を超えた共感性がありますし、多くの方に届けるための間口が広いところが魅力だと考えています」

岡上「私はALCでライヴ制作を担当しており、現場ではテクニカルと演者をつなぐ役割を担うほか、ライヴ全体のスケジュール管理を行っています。学生時代はダンスに没頭していたこともあり、ライヴを扱う事業で制作側の業務を担当してみたいと考えました」

KOO「僕らの世代がイメージする“エンタテインメント観”から徐々に変化を遂げて、今や無数のジャンルが存在するよね。たとえば僕自身も、音楽イベント以外にスポーツのイベントなどでもDJを披露するお仕事をいただくようになりました。僕らは30年かけて少しずつ変化を受け入れてきたけど、みんなの世代は既に多様なエンタテインメントのジャンルが同列にある。それを総合的に俯瞰できる世代だということを感じます」

優れたアイデアがあれば
年齢や経験に関係なく挑戦できる

DJ KOOと新卒社員が考える エイベックスの未来と多様化するエンタテインメント

ジャンルレスなエンタテインメントの広がりに、現代ならではの多様性を見て取ったKOO。次に彼が気になったのが、自らもアーティストとして30年以上所属し続けてきた「エイベックス」という組織について、彼らがどのような印象を抱いているかということだった。

白崎「私はAMCのデジタル戦略ユニットという部署で、エイベックスの所属アーティストがTikTokの再生数をどのようにして伸ばしていくかなど、コンサルティングに関わる部分を担当しています。また、社内からのSNS関連の問い合わせに対するリレーション業務も担当しています。まだ入社半年にもかかわらず、TikTokの施策では重要な進行部分を任せていただいており、新しい意見や考えを柔軟に取り入れてもらえるエイベックスの環境はありがたいと感じています」

田上「私は、AAPの営業部門で、主に広告制作やイベント運営、商品開発などをもとにクライアント企業様の課題を解決する営業的役割を担当しているのですが、入社前、エイベックスについては長い歴史があり音楽や芸能に特化した会社という印象を持っていました。新卒社員の裁量権は少ないと想像していたのですが、いざ入社してみるとまったくの逆。年齢やキャリアに関わらず業務を任せていただいているので、自分のモチベーションにも大きく影響がありました」

KOO「強い想いを持って入社して、それをすぐに形にできるのはいい環境だよね。せっかく優れたアイデアを持っているのに、年齢や経験が障壁となり、実現するまでに時間がかかるのは勿体無い。エイベックスの“誰でもトライできる”カルチャーは大きな魅力だと思う」

突き抜けたヒットコンテンツを生み出し
エイベックスを唯一無二の企業へ導く

DJ KOOと新卒社員が考える エイベックスの未来と多様化するエンタテインメント

新卒社員たちが抱く仕事への思いに真正面から向き合うKOO。その受け答えに、新卒社員たちの目は輝きを増す。続いてKOOは、入社半年ほどの彼らが直面している現在の課題について問いかけた。

岡上「私の場合、ライヴ制作の現場を少人数で回しているので、自分にかかる責任や、仕事量が比較的多くなります。それを“いかに個人で対応するか”という部分と、“対応しきれない時に周囲に頼れるかどうか”という部分の判断を適切に行うことが課題だと感じています」

KOO「時には妥協も必要かもしれないね。“妥協”と聞くとネガティブな印象があるかもしれないけど、“あきらめ”と違って課題を持ち続ける意味合いがある。最優先事項はお客様で、お客様がいるから我々の仕事は成り立っている。だから、どんなに忙しい中でも『お客様の楽しみを減らさないためにはどうしたらいいか』を考えることが重要だと思う」

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松瀬「私はAPIで、自社の動画配信プラットフォームで配信する作品を調達したり、逆に自社作品をAmazon Prime VideoやNetflixなど他社の配信サービスに向けて販売する業務に携わっています。業務を行なっていく上で感じた課題は、権利の関係上、世の中に作品を広めていくことが難しいところだと感じています。しかし、それを個人で解決できるかというと難しくて。エイベックス自体が権利元になり、オリジナルの作品を制作することが一つの解決策であると考えています」

田上「課題で一つ思い浮かぶのが、世間が抱いているエイベックスに対しての認識と実態とのギャップです。たとえば、営業で他社にお伺いすると『当社と音楽って関係ありましたっけ?』というリアクションが返ってくることがあります。今やエイベックスは、360度ビジネスを取り入れ、音楽だけにとどまらない広範囲での事業展開を行っています。多角化した事業を展開しているという事実を、より多くの方に周知してもらえるよう、日々模索しています」

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KOO「なるほど。いろいろな課題があがったけど、僕個人が今一番エイベックスに期待していることは、より多くの突き抜けたヒットコンテンツを生み出してほしいということかな。ヒットコンテンツは、いつ・どこから火がつくかわからないし、ここにいる5人で考えた企画がメガヒットコンテンツを生み出す可能性も十分にあると感じます。『これが最強のエイベックスだぜ!』というワクワクするムーブを起こしてほしい!」

業界の枠を超えたコンテンツプロデュースで
実現する無限大の可能性

DJ KOOと新卒社員が考える エイベックスの未来と多様化するエンタテインメント

個々の悩みに寄り添い、耳を傾けながらも、「ヒットコンテンツを作る起爆剤になってほしい」と焚きつけるKOO。そこには30年間エイベックスと共に歩み続けてきたからこその熱い想いが読み取れる。KOOからの最後の質問は、「これから先のエンタテインメント業界はどうなると思う?」という問いかけだった。

白崎「業界全体を通して、創作へのハードルが年々下がってきていると感じています。例えば、ボーカロイドのようなアマチュアでも楽曲制作が可能なソフトも存在します。音楽だけでなくアニメ制作でも同じだと思うのですが、クリエイターの平均年齢も年々下がっており、若い世代やフリーランスの方がもっと頭角を現してくるのではないでしょうか。この状況を踏まえた上で必要なことは、『個人ではできないことをエイベックスという組織で行動し、複数の力でエンタテインメントを変えていく』ことであると考えています」

田上「たとえば今、エイベックスとテレビ朝日、CyberZが協業運営しているeスポーツの大会、RAGEが始まったように、業界の枠を超えた流れが起きています。レコード会社とテレビ局、動画配信プラットフォームが一緒になって何かを制作することは、数年前ではあまり考えられなかった。この流れを受け、たとえば今後エイベックスと他のレコード会社が共同でコンテンツを制作することも可能性としてはあり得ると考えています。今後もエンタテインメントを作る体制や取り組みが、既存の枠を超えて進化していく未来に期待しています」

KOO「垣根がなくなってきているのは、僕らアーティストも強く感じる。以前、大黒摩季さんから『デビュー30周年記念のアルバムに参加してほしい』というオファーをいただいたんです。僕らがコラボするなんて、90年代当時から考えるととても画期的な出来事なんですよ。あと、5 年前くらいに、バンダイナムコさんの『アイドルマスター』というゲームとコラボをさせていただいた時も衝撃的でした。最初は自分のパフォーマンスを受け入れてもらえるか不安だったのですが、大いに盛り上がっていただき、ネット上でもトレンドの1~3位を『DJ KOO』で独占したくらい。こういう1+1が2になるだけでなく、無限大に拡がる可能性が今の時代のエンタテイメントにはあると思う」

DJ KOOと新卒社員が考える エイベックスの未来と多様化するエンタテインメント

最後に、座談会を締めくくろうとしたKOOから、「僕のノートを見てみる?」と突然の申し出が。そのノートを開くと、彼がライヴやテレビ収録の現場で感じたことや気づいたこと、反省点などを書きつづったメモが何ページにも記されていた。「30年以上のキャリアを持つKOOさんでも、ここまでやるのか」と、新卒社員たち一様に驚きの表情を見せた。エンタテインメントのゴールはお客様を楽しませること。そして、その裏側には目に見えない努力と研鑽がある。人々の心を躍らせ、幸せにする。“DJ KOO”という生き方は、今後のエイベックス及び、エンタテインメント業界を担っていく5人にとって、大きな指針となるはずだ。

DJ KOOと新卒社員が考える エイベックスの未来と多様化するエンタテインメント

(写真左から)
エイベックス・ピクチャーズ株式会社
コンテンツビジネス本部デジタルビジネスグループ ビジネスデベロップメント&Opsユニット
松瀬雅大

エイベックス・ライヴ・クリエイティヴ株式会社
制作事業本部 第1制作グループ
岡上理子

エイベックス・エンタテインメント株式会社
事業開発本部 IP発掘育成avex Youth グループ
高野かれん

DJ KOO

エイベックス・アライアンス&パートナーズ株式会社
第2アライアンス営業グループ 第1アライアンス営業ユニット
田上理彩

エイベックス・ミュージック・クリエイティヴ株式会社
ソーシャルコミュニケーショングループデジタル戦略ユニット
白崎莉玖

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