エイベックスのサステナビリティ推進室では、サステナビリティ活動に多様な視点を取り入れる事を目的に、大学生6人が活動に参加しています。
学生メンバーがエイベックスのお仕事やサステナビリティの取り組みとその課題を知るために、様々な事業に携わる社員の皆さんにお話を伺いました。全4回に分けてインタビューの様子をお届けします。
第2弾は、エイベックス・アライアンス&パートナーズの東日本ユニット所属、青山哲也さんにお話を伺いました。
エイベックス・アライアンス&パートナーズ株式会社とは
IPとエンタメで培ってきたノウハウを活用し、企業や自治体の課題等に対して様々な提案を行う会社です。映像制作、イベント、商品開発、パブリシティプランニング、配信、放映、協賛営業、キャスティングなどを行っています。中でも、IPを活用して地域に根差した取り組みを促進するのが、エリアビジネスグループです。今回は、名古屋から北海道までを管轄する東日本ユニットの青山さんに、具体的な事例とお仕事への想いをお伺いしました。
名古屋市との包括連携協定
2021年12月から、エイベックスは名古屋市と包括連携協定を結んでいます。この協定は、名古屋市の地域活性化や市民サービスの向上を目的とするもので、特定の分野に限ることなく、市民生活の幅広い分野において取り組みを進めています。「名古屋市で、エイベックスのIPを活用したまちづくりや市民サービス等の向上に貢献できるのではないか」と可能性を感じ、締結されました。実際に、SEAMOさんが名古屋防災・コロナ防止啓発の啓発ソング「エアハグ」を提供したり、田辺莉咲子さんが名古屋市自転車安全利用アンバサダーに就任して啓発活動を行っています。「エンタメなりの視点で地域の発展や市民生活の向上に貢献していくこと」を大切に、施策の提案から実施まで行っています。
SHIKOTSUKO BLUE CAMP
北海道・支笏湖の自然環境の保全を目的とした啓発イベントです。ここではライブイベントや「除伐木」など様々な地元材を再利用したワークショップ、クリアカヤック、朝ヨガなどの様々なアクティビティ・ワークショップが開催されています。この活動では、参加者に自然環境を守る大切さを伝えるため、ゴミの分別を徹底し、主催者としても不要なゴミの発生を抑える取り組みが行われています。以前は「死骨湖」と呼ばれ、地元の人でさえあまり近づかない場所でしたが、今では国内観光客だけでなく、海外からの需要も増えています。自然環境の保全という難しい課題に対し、ワークショップやステージイベントといったエンタメを通じて人を動かすという、エイベックスならでは取り組みだと感じました。
学生のコメント
「自治体の活動にエンタテインメントが加わることによって、課題に対してアイディアを出すこともできるし、発信力を活用してもらうことができる」とおっしゃっていたのが印象に残りました。私は現在、都市社会学の研究を行っていますが、地域を活性化させるためには、地域資源を最大限に活用する柔軟なアイディアと効果的な情報発信が不可欠だと感じています。こうした要素を備えたエイベックスが、独自のIPやノウハウを駆使して「地域再生」を実現していることを知りました。地域おこしに取り組む社員さんの思いや、綿密に計算されたプログラムに感銘を受けました。 (木下)
「名古屋市と包括連携協定を結んだことで、エイベックスが名古屋市の相談役になれた実感がある」というお話が印象的でした。自治体だけでなく民間企業など他のセクターがまちづくりに関わることでアイデアやできることの幅が広がるのだと思います。また、名古屋市包括連携協定の事例、支笏湖ブルーキャンプの事例を通して、エンタテインメントが自治体と市民の方や観光客の架け橋になっていると改めて感じました。これからも、このようにエンタテインメントの強みを活かした取り組みが広まっていくと良いなと思います。(池田)
■エイベックスのサステナビリティ活動紹介動画「教えて古坂大先生!」はこちら