中国総合動画配信プラットフォーム「bilibili」と
J-POPミュージック・ビデオのライセンス契約を
日本のメジャー・レーベルとして初締結
エイベックスが保有する約3,300曲を提供

エイベックス株式会社（本社：東京都港区、代表取締役社長CEO：黒岩克巳）は、当社100%子会社のAvex Hong Kong Limited（本社：香港銅鑼湾、代表者：髙橋俊太）を通じて、中国の若年層が集まる総合動画配信プラットフォーム「bilibili（読み：ビリビリ）」を展開する上海寛娯数碼科技有限公司（本社：中国上海市､代表取締役社長：陳睿）と、日本のメジャー・レーベルとしては初となるJ-POPのミュージック・ビデオのライセンス契約（※1）を締結し、当社グループが保有するミュージック・ビデオ約3,300曲（※2）を提供します。

中国の動画メディア市場は、正規にライセンスを受けた国内外の優良な映像コンテンツが増えてきたことなどにより市場が健全化され、課金ユーザーも急速に増加しています。「bilibili」は、月間アクティブユーザー数約２億人（前年同期比54%増）、課金ユーザー数1,500万人（同89%増）を抱える総合動画配信プラットフォームで（※3）、中国の「Z世代偏愛アプリ」と「Z世代偏愛エンタテインメントアプリ」の2つの分野で1位を獲得する（※4）など、成長を続ける中国の動画メディアの中でも、特に2000年以降に生まれた若年層のユーザーからの支持が高いのが特徴です。また、J-POPは、主に中国都市部に住む若年層から強く支持されており、日本のドラマ・映画などで使用された楽曲がヒットする事例も多く見られているため、本提携により、当社グループが保有する音楽・アーティストを中心としたIP（コンテンツ）を、親和性が非常に高いユーザーに届けることが可能になります。

当社は、「Entertainment×Tech×Global」を戦略テーマに掲げ、新たな時代を勝ち抜く「強いIPの創造」を目指しています。当社が保有するIPを日本だけではなく、さらなる成長市場である世界各国に展開するため、グローバルでのコンテンツ開発やネットワークの強化を続けてきました。中国市場においては、C-POPアーティストの獲得・開発のほか、中国の大手プラットフォーマーとの契約・パートナー体制の強化を行っており（※5）、本提携は、その取り組みの一環となります。

当社は、本提携をスタートラインとし、オンラインライヴの展開などさらなる協業を通じて、当社が保有するIPの本格的な中国展開を目指していきます。

▼「bilibili」特設ページ
https://www.bilibili.com/blackboard/topic/bilibili_avex.html



【上海寛娯数碼科技有限公司（bilibili）について】
中国の若年層が多く集まる総合動画配信プラットフォーム「bilibili」を運営。ユーザーやクリエイターにより良質なコンテンツを生み続けるエコシステムを構築し、生活、ゲーム、ファッション、知識、音楽など、数千のジャンルにおいて非常に強い影響力を持っています。2018年3月に米ナスダックに上場。「BrandZ」レポート2019で、最も価値ある中国ブランドベスト100にも選出されました。
https://www.bilibili.com/

※1：ライセンス開始日　 　2020年12月28日（月）
　　 対象地域　　　　　　 中華人民共和国（香港・マカオ・台湾を除く）
　　 契約締結会社　 　　　Avex Hong Kong Limited
※2：対象は、エイベックス・エンタテインメント株式会社が権利を保有しているミュージック・ビデオの一部です。
※3：上海寛娯数碼科技有限公司（bilibili）2020年第3四半期レポートを参照。
※4：2020年6月 QuestMobile研究院による発表を参照。
※5：2016年12月に中国大手音楽配信メディア「NetEase Cloud Music」傘下の音楽配信プラットフォーム、2018年8月に「Migu Music」と、それぞれライセンス契約を締結しています。