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2023.03.29

LIVE EMPOWER CHILDREN 2023 学生メンバーレポート(1/3)〜当日の会場の様子〜

2月15日に開催された小児がん治療支援チャリティーライヴ「LIVE EMPOWER CHILDREN 2023 supported by 第一生命保険」の当日の様子を、サステナビリティ推進室で活動に携わる大学生・大学院生メンバー4名が三回に分けレポートします。第一回は、当日の会場の様子をお届けします。
(レポートの第二回はこちら。TRFのETSUさん・CHIHARUさんへのインタビューはこちら


"音楽の持つ大きな力"を身をもって感じた時間

小児がん治療支援の為のチャリティーライヴである「LIVE EMPOWER CHILDREN」では、"エンタテインメントは、子どもたちの「生きる力」をつくる。"というテーマに賛同いただいたアーティストのほか、サンリオキャラクターや子どもたちなどがステージを彩り、ライヴを盛り上げました。

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会場にペンライトを持ち込んだお客さんも多く、ピコ太郎が「PPAP」を披露した際には、ペンライトをピコ太郎のカラーである黄色にするなど、序盤から一体感のようなものが感じられました。会場の熱気を全身で感じることができ、学生メンバーも元気をもらえたイベントとなりました。
出演するアーティストのファンとして来ている人が多く見受けられましたが、ライヴの中で小児がんに対する支援の現状などについての紹介VTRが流れたことで、小児がんについて知ってもらうことができたのではないかと思います。これをきっかけに小児がんと闘う子どもたちやそのご家族を支援しようという動きが広まることを願っています。

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オンライン配信の終盤では、司会の天野ひろゆきさんの「ABEMAでの視聴者数が8万5千人を超えている!」という発言により、会場同様に配信のコメント欄も大きく盛り上がっていました。本ライヴの投げ銭は全額、一部の小児がん拠点病院や小児がんサポート団体へ寄付されるのですが、YouTube Liveでは外貨でのスーパーチャットも見受けられ、海外からの視聴も確認できました。
世界のどこからでも視聴・支援できるのはオンライン最大の良さです。寄付というとハードルが高く感じてしまいますが、投げ銭なら支援しやすいという人が多いのではないでしょうか。ライヴを配信で見るというのはコロナ禍を経て活発になりましたが、ハイブリットで開催することで有観客ライヴとオンライン配信のいいとこ取りができたと感じました。

なかでも印象的だったのが、TRF featuring LECコドモダンサーズ Act Dance Stageでした。TRFと小児がんを克服した(5歳から18歳までの)25人の子どもたちがTRFの「FUNKY M」に合わせて元気よく踊り、エールを届けました。配信のコメントでは「かわいい」「最高!」「素敵な企画だ」などのコメントが寄せられたほか、手拍子やハート、顔などの絵文字がコメント欄を彩り、共にライヴを盛り上げ楽しんでいる様子でした。子どもたちの頑張る姿は小児がんと闘っているお子様をもつ保護者の皆さんに希望を与え、来場者はもちろん、オンライン配信によって、場所を問わず幅広く「小児がんの啓発」「音楽によるエール」を届けられたイベントだと感じました。


【学生メンバーのコメント】

大黒摩季さんがMCで言っていた「がんだからという理由で誰かに迷惑かけていることはひとつもない。むしろ私はあなたたちから元気をもらっています。」という言葉にとても感動しました。「ら・ら・ら」では立ち上がって左右に手を振るお客さんが序盤よりも増え、会場は暖かい雰囲気に包まれていました。
レポートにも書いた通り、ペンライトの光や、みんなで手を振ったり、今回は叶いませんでしたが、アーティストとお客さんでのコールアンドレスポンスは対面でしか味わえない魅力であると強く実感しました。また、こういった光景はアーティスト自身も元気をもらえる瞬間なのではないかとも思いました。LIVE EMPOWER CHILDRENを通して、小児がんについて知ることができただけでなく、音楽やライヴの魅力を改めて感じられる良い機会になりました。(後藤)
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今回のライヴは"音楽の持つ大きな力"を身をもって感じたイベントとなりました。アーティストの歌声や演奏が紡ぐ音、その響きが体の芯にまで届き、感情が揺さぶられるのを感じました。気づくと、じっとライブに聞き入っており自然と気持ちが高揚、感動し「これが音楽の力で元気づけるということか」と、音楽の影響力を実感することができました。
様々なアーティストによるステージで幅広い世代の方に想いが届き、特にコドモダンサーズによるパフォーマンスは、同年代の子どもたちや保護者の皆さんに多くのエールを届けられたと思います。この活動が開催される度にライヴに関わった人々が増えていき、その結果小児がんに関心のある人が増えたり、チャリティーの輪が広がったりすることに繋がるのだと思いました。(渡部)
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