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2023.04.03

LIVE EMPOWER CHILDREN 2023 学生メンバーレポート(2/3)〜LECコドモダンサーズ〜

2月15日に開催された小児がん治療支援チャリティーライヴ「LIVE EMPOWER CHILDREN 2023 supported by 第一生命保険」の当日の様子を、サステナビリティ推進室で活動に携わる大学生・大学院生メンバー4名が三回に分けレポートします。第二回は、LECコドモダンサーズの取り組みについてお届けします。
(レポートの第一回はこちら。第三回はこちら


「TRF featuring LECコドモダンサーズ Act Dance Stage」を飾った25人の子どもたち

小児がんを克服した5歳から18歳までの子どもたちとTRFがコラボするダンスステージに、学生メンバーもサポート業務として携わりましたダンス動画を元に各自で練習をし、本番1週間前に行われたTRFとの3時間のリハーサルのみでステージに立ちました。最初はスタッフが行っていた点呼も、最終的には子どもたちが自分たちで点呼をしてくれるほど、1つのチームになっていました。数時間しか共にしていない子どもたちでしたが、「ステージを成功させよう」という想いがみんなを1つにしたと思います。

本番直前に「ステージには立てないかもしれない」と言う子や、お母さんから離れられなくなってしまう子、ステージの大きさに不安を抱く子もいました。しかし、一緒に踊る友達の存在が勇気を出すエネルギーに変わっていました。本番前の楽屋では、不安を抱えている子に寄り添う子どもの姿があったり、不安を抱える仲間同士でダンスの練習をしたりしていました。本番直前まで不安だった顔もステージで踊った瞬間、輝きに満ち溢れて笑顔いっぱいのステージを一緒に作ってくれました。小児がんを克服してきた強さと生きていくことの楽しさを実感している彼ら、彼女らにしか放てない輝きだったのだと思います。

ステージ裏ではたくさんのアーティストに会う機会がありました。移動ですれ違うアーティストとのハイタッチや、ピコ太郎さんが激励をしに楽屋へ訪れてくれたり、ステージだけではない思い出がたくさんできたと思います。

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LECコドモダンサーズの子どもたち/保護者の皆さんにお話を伺いました

実際に小児がんを克服した子どもたちがダンスしている姿、また舞台を観ながら感動している子どもたちの保護者の姿がありました。本当に感無量でした。今回出演した子どもたちやその保護者のご感想の一部をご紹介します。

○ 加藤茉莉さん(6歳)のお母様

子どもが0歳の時に小児がんを発症しました。画を見た時は、ダンスができないと本人は思っていたけど、お兄ちゃんの手伝いの中、毎日ちょっとずつ練習してできるようになりました。リハーサルに行って、同じく小児がんの子どもたちに出会って、「今日会った子たちはみんな小児がんを経験して勝った子たちだよ」と伝えたところ、本人は、「じゃあ、みんな仲間?」と嬉しそうでした。憧れの人に出会えると言うよりは仲間に出会えたことが本当に嬉しかったようです。
お母さん同士もたくさん話し合いました。普段「大丈夫」って思っても「再発」という言葉が脳裏にあって、「こういうの辛いよね」と、病気になったから分かり合えたことを話し合うことができました。お母さんにとっても仲間ができた感覚でとても嬉しかったです。
普段は、つらいと思うことも言えないですし、言ってもわかってもらえないことが多いけれども、ここにいるお母さんはみんな「再発」という言葉を抱えて生きている、それがすごく大きな力になりました。

○ ゆいちゃんのお母様

子どもが5歳の時に白血病を発症し、9歳の時に再発、10歳の時に退院しました。仲良しの子を病室で亡くしているので、「その子の分まで頑張る」と本人は言っていました。
今回のイベントを通じて、本人の自信にもなりますし、似たような病気の子達と友達になることができるので、他の子では通じないことが通じると思います。病気にならないことがもちろん一番ですが、病気になったから経験できることも色々あると思います。これからも「病気だから」とネガティブになるのではなく、いろんなことを経験して、人生を楽しんで生きてほしいです。

○ 関口潤くん16歳

僕は1歳8ヶ月と3歳の時に小児がんを発症しました。それでも、僕は他の発症している子に比べたら、何も症状なく動ける方ではあったので、周りから「希望だよ」って言われることが多かったんです。小児がんを発症した本人はもちろん、今入院中の子どものお母さんたちお父さんたちが一番しんどいと思います。だから、僕たちのダンスをみて、小児がんになった後も、これだけ動けるようになれるんだって希望と楽しみを与えられたら嬉しいです。


【学生メンバーのコメント】

私自身、今回のイベントを通じて小児がんのことを身近に感じられました。イベントを準備する段階ではどのようにサポートしたらよいのかを様々考えていましたが、主題歌の「
My Hero~奇跡の唄~」のHeroのように、子どもたち一人一人が懸命に踊る姿をみて、私自身が力をもらった気がします。また、アーティストが一つとなって主題歌を合唱する時も、一人一人の思いが希望となり、小児がんの子どもたちを励ましている姿に心を打たれました。音楽は国を超え、人々の状況の違いを超え、人に勇気と希望を与える力があるいうことを改めて実感しました。
SDGsの「誰一人取り残さない社会」というのは、物理的な面だけでなく、精神的な面でも大きいと思います。一人でも多くの方がこのライヴを通じ、小児がんで闘っている子どもたちのことを知り、共にサポートしてくださいますように。また、子どもたちが生きる力、勇気、希望をもらえますように。そして、この機会に一人でも多くの小児がんと闘っている子どもたちが力を受けて笑顔になりますように。この機会に小児がんについてご関心をお持ちいただいた方は、さまざまな募金のシステムもご活用してほしいと思います。(林)
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1週間限定のアーカイブを何度も見て泣いてしまいました。練習から楽屋での様子を一番近くで見てきたからこそ、心熱くなるものが込み上げてくるのだと思います。本番前、お互いに「頑張ろうね」と声を掛け合う子どもたちや、家族に抱きしめてもらう子どもの姿を今でも覚えています。家族の絆や仲間との友情の強さは、生きるエネルギーに繋がることを学びました。
ステージを通して、子ども同士が仲良くなる姿だけではなく、保護者の皆さんも会話が弾んでいる姿がありました。後日、コドモダンサーズの保護者の皆さんからメッセージをいただいたのですが、その中には保護者同士でも仲良くなり、「今度ランチ会もしようね」という約束ができるくらいの仲になったというお話しも聞きました。小児がんを患った子どもと、そのご家族にしかわからない苦しみを経験されているからこそ、分かり合えることもあると思うので、その繋がりを新たに作る場になったんだと保護者の皆さんからのメッセージで気づきました。
保護者の皆さんからたくさんの感謝のお言葉をいただき、一人のスタッフとして子どもたちに認識していただけるくらい存在感を出して、自分の役目を果たせたと思います。SNSでもたくさんの方が「コドモダンサーズに感動した」と投稿していました。多くの方の心に届くステージを作る一員になれた達成感と、「こんな私でも、ほんの少し誰かの力になることができるんだ」と自信にも繋がりました。スタッフとして携わった経験は、何にも変えられないかけがえのない宝物です。子どもたちと保護者の皆さんに「一緒にステージを作ってくれてありがとうございました」とお伝えしたいです。
エンタテインメントがお互いの笑顔、感動、感謝を生み、明日を生きるエネルギーを作ってくれるものだと心から実感しました。小児がんについて知る機会とこのステージを一緒に作り上げたエピソードが、いつか花咲く時がきたらいいなと思っています。いつか少し大人になったコドモダンサーズのみんなに会える日まで、今よりも「人のパワーを作る人」になれるよう努めたいと思いました。(大野)
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