エイベックスのサステナビリティ推進室では、「次世代を創る、届ける」というマテリアリティへの取り組みの一環で、サステナビリティ活動に多様な視点を取り入れる事を目的に、推進室メンバーとして大学生が活動に参加しています。
エイベックスの仕事やサステナビリティの取り組みとその課題を知るために、学生メンバーが様々な事業に携わる社員の皆さんにお話を伺いました。全4回に分けてレポートをお届けします。
第1弾は、エイベックス・ヘルスケアエンパワー合同会社の大井奈津子さん、津野真由香さんにお話を伺いました。
（写真左から）津野真由香さん、四宮彩名、木下萌夏、大井奈津子さん
エイベックス・ヘルスケアエンパワー合同会社とは
エイベックス・ヘルスケアエンパワー合同会社は、エンタテインメントとヘルスケアを組み合わせる力を活かして、誰もが健康で楽しい生活を送ることができる社会を築くことを目指し、様々な社会問題に対する解決策やサービスを提供し社会貢献もおこなっています。設立のきっかけは、代表の保屋松靖人さんの長男が小児がんを患った時に、「エンタテインメントの存在価値は、『誰かの生きる力になる』こと」と改めて感じた経験に基づいています。" ヘルスケア（医療）とエンタテインメントをつなぐ " という想いから、がんの早期発見・治療に貢献する『N-NOSE®』の普及、小児がんの子どもたちとそのご家族に向けた支援を行う『Empower Children』、ダンスを通じて認知症など高齢期の課題に備えるためのプログラム『Revival Life』、食を通じて幸福を提供する『ケアリングフード』の企画運営・プロモーションの大きく4つの事業を展開しています。
「LIVE EMPOWER CHILDREN」について
小児がんの子どもたちとその家族の金銭的、社会的支援を目的として設立された、一般社団法人Empower Childrenは「LIVE EMPOWER CHILDREN（以降：LEC）」という、アーティストが、小児がんの子どもたちとそのご家族を音楽を通して元気づけるチャリティーライヴを開催しています。保屋松さんがマネジメントをされていた時期に、担当していたTRFさんなどの活動を通じ、エンタテインメントが生きる活力になることを目の当たりにしてきたことや、長男の小児がんをきっかけに、エンタテインメントの力で、小児がんの子どもたちとそのご家族を支援する取り組みができないかと考え始まったものです。イベントを通して、小児がんが社会的支援を必要とする病気であることを広めると同時に、得られた収益はチャリティー基金として、小児がんで苦しむ子どもたちとそのご家族の支援に繋げています。2023年のLECで行われたTRFさんとコドモダンサーズのコラボステージを見て、大井さん、津野さんが「子どもたちの力は本当に素晴らしかった。子どもたちがお互いに支え合い、協力し合ってステージに上がっていた姿に私たちが感動をもらった。」とおっしゃっており、子どもたちからお礼に送られてきた、とても可愛い絵を見せてくださったのが印象的でした。
▲「TRF featuring LECコドモダンサーズ Act Dance Stage」
「ケアリングフード」を食べに行って
実際に群馬県邑楽町にある、「ATELIER EPICURE FUJIHARU BUTTER -ORA-（アトリエエピキュール フジハルバターオウラ）」を訪問し、ケアリングフードをいただきました。店内で提供されているメニューは乳・小麦などのアレルゲンが不使用で、普段、バターが食べられない方でも食べられる、豆乳バターが味わえるのが特徴です。アレルゲンフリーなだけでなく、味もとても美味しく、心温まる料理でした。豆乳バターは沢山のフレーバーがあり、あらゆる料理に合うものを見つけられると思います。
▲豆乳からつくられた植物性バター「FUJIHARU BUTTER」
LiLiCoさんと藤春シェフによるコラボ実現
現在、藤春幸治シェフが開発した、豆乳からつくられた植物性バター「FUJIHARU BUTTER」は、12月25日まで、タレントのLiLiCoさんとクリスマスコラボレーションを実施しています。乳・鶏卵・小麦不使用のスウェーデン料理はLiLiCoさん監修のもと、藤春シェフにより開発されました。コラボプレートの食器類、店内のかわいいクリスマス装飾は、環境に配慮しLiLiCoさんが持参したもので、LiLiCoさんが夜遅くまで飾りつけをされていたそうです。幼い頃からご自身やご家族がアレルギーに悩まされており、将来はアレルギー研究の支援をしたいと考えていたLiLiCoさんと、藤春シェフにより実現した今回のコラボは、沢山のこだわりに溢れています。
▲コラボメニュー「もりもりりこプレート」
▲店頭の様子
【学生メンバーのコメント】
エンタテインメントを通しヘルスケアに携わりたい、笑顔を届けたい、小児がんだけでなく様々な病気を抱える方やそれを支える家族を支援すること、そして日本だけでなく海外にも展開していきたいという、大井さん、津野さんの想いや熱意に感動しました。私は現在アレルギーの有無に関わらず、全ての人が快適な環境で生活できるようにするため、アレルギーの治療法開発を目指し、大学および研究機関で研究を行っています。そんな夢と同じ想いを持っている方々が沢山いらっしゃることを知り、深い感銘を受けました。アカデミアや企業での研究を社会に発信する、世間の人々に疾患について理解を深めてもらう、そして勇気づける取り組みにおいて、エンタテインメント×ヘルスケアの多大な可能性を感じました。（四宮）
■エイベックスのサステナビリティ活動紹介動画「教えて古坂大先生！」はこちら
