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2024.03.15

【学生レポート】LIVE EMPOWER CHILDREN 2024 〜当日の会場・オンライン配信の様子〜

2月15日に開催された小児がん治療支援チャリティーライヴ「LIVE EMPOWER CHILDREN 2024 supported by 第一生命保険(以降LEC)」の当日の様子を、サステナビリティ推進室の学生メンバー6名が二回に分けレポートします。第一回は、当日の会場とオンライン配信の様子をお届けします。
(第二回レポートはこちら。TRFのETSUさん・CHIHARUさんへのインタビューはこちら


LIVE EMPOWER CHILDRENとは

LECは、小児がんの子どもたちを音楽で元気づけるためのチャリティーライヴです。小児がんが社会的支援を必要とする病気であることを広めるとともに、クラウドファンディングや、生配信での投げ銭、アーカイブ配信の広告収入、グッズ、その他募金で得られた収益は全て小児がん支援団体や、研究施設に寄付されます。エンタテインメントを楽しみながら、小児がんの支援を促進するイベントです。

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音楽が生み出す明るいエネルギー

今年のテーマは "エンタメで子どもたちに生きる力を" です。LECの思いに賛同した14組のアーティストが出演し、会場を湧かせました。トップバッターは「TRF featuring LEC コドモダンサーズ 2024 Act Dance Stage」。昨年に引き続き、TRFと小児がんを克服したコドモダンサーズのコラボが実現しました。TRFの『FUNKY M』に合わせてパワフルかつ笑顔が輝くパフォーマンスを披露。会場は感動に包まれました。

中盤ではDa-iCEが登場。大ヒット曲『スターマイン』を披露!と思いきや、出だしの花村想太さんのパートで他のメンバーが次々に大暴れして定番の劇場を繰り広げました。「飛び跳ねろ!」の掛け声に合わせてお客さんも身体を動かし、会場が一気にフェスのような盛り上がりになりました。

終盤には倖田來未さんが登場し、『キューティーハニー』を披露。『め組の人』では、子どもも大人も一緒になって踊って、全員が笑顔になれた瞬間でした。最後に「小児がんのことを少しでも知っていただいたり、元気につながればいいなと思います。」とメッセージを残し、ステージを後にしました。

最後は、出演者全員がLECのTシャツ姿で登場し、『My Hero~奇跡の唄~』を披露。普段それぞれ異なる活動をしているアーティストの皆さんが、「小児がんの子どもたちやそのご家族を元気づけたい」という想いを一つにして、この曲を歌う姿はとても感動的でした。会場が一体感に包まれ、LEC2024は幕を閉じました。

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オンライン配信の様子

誰でも参加しやすいようにチケット代がお手軽な価格になっているだけでなく、病院で小児がんと闘っていてライヴ会場に来られない子どもたちのために、7つの動画配信サービスで、無料オンライン配信が行われました。さらに、病院の消灯時間から最後まで視聴することが出来ない子どもたちのために、無料アーカイブ配信も行われました。より多くの人がLECを画面越しで楽しむことが出来る素敵な取り組みです。

コドモダンサーズのパフォーマンス後、「感動した!」「難しそうなのに皆凄い!」といったコメントが多く寄せられました。また、病気を患っているお子さんがいる方から「私の子どもも、いつか参加させてあげたい」というコメントがあり、リアルタイムで画面越しにパワーが届いていることに感動しました。

また、YouTubeのスーパーチャットやTikTokのギフトを用いた投げ銭形式の寄付ができるのも、オンライン配信の魅力です。配信中多くの投げ銭が寄せられました。「そんなに多くはないけれど寄付してきた!」など、オンライン募金を利用した方のコメントがあり、支援の輪が広がっていることを実感しました。


【学生メンバーのコメント】

今回のライヴを通して、エンタテインメントが持つ力を改めて実感しました。疾患の有無に関わらず、ステージパフォーマンスを見ながら、思わず飛び跳ねたり、一生懸命手を振ったりする観客の姿がありました。エンタテインメントで直接疾患を治すことは難しいです。しかし、疾患のことを忘れられるくらい幸せな時間を提供できる唯一無二のものだと感じました。また、公演終了後に「小児がんの支援につながる良いライヴだったね!」と笑顔でお話しされているご夫婦がいらっしゃいました。エンタテインメントによって、その場にいる人を幸せにするだけでなく、小児がんの重要性や現状などが社会に伝わり、支援の輪が広がっていくことを肌で感じられたライヴでした。(四宮)

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ライヴ全体を通して印象的だったのは、観客の年齢層の広さです。子どもから大人、そして若い世代まで会場に集まり、小さな子どもの手を握りながらアーティストに手を振る親子の姿や、初めて見るアーティストにも拍手で声援を送るサラリーマンなど、それぞれの楽しみ方でライヴを盛り上げている姿が新鮮でした。世代や雰囲気の異なる14組のアーティスト全員が、小児がんと闘う子どもたちを支援したいという同じ想いをもってパフォーマンスをしているからこそ生み出された会場の温かい空気感は、今まで参加したどのライヴとも違う新たな感覚でした。小児がんに対しての認知が広がることは、患者である子どもたちはもちろん、彼らを支える家族など全ての人達を勇気づけることにも繋がると思います。エンタテインメントがそのきっかけになり得ることを実感するとても素敵な時間でした。(千葉)

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数十万人が鑑賞し、たくさんのアーティストが出演したこのライヴで、人の温かさを強く感じました。特に、アーティストのMCでの言葉とそれに応えるような会場や配信のチャットの声援で、強く感じることが出来ました。例えばC;ONさんは、この活動を伝えるために出演アーティストの曲をカバーし、SNSで宣伝した。と仰っていました。また、ピコ太郎さんは、自身の楽曲のPPAPの最後で「頑張れ!君!」と力強いエールを送りました。自分も胸を強く打たれたと同時に、配信のチャットでも「最高!」や「元気出た!」というコメントが寄せられていました。小児がんの認知を広めるだけでなく、見ている全員に元気を与え、温かくしてくれるようなライヴでした。(松島)

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ジャンルや経歴は違えど、アーティストの皆さんが「小児がん治療を支援したい」という同じ想いを乗せてパフォーマンスを披露していました。その想いを観ている人に届ける様子に胸を打たれました。バラード曲では座って落ち着いて聴き、ポップな曲ではペンライトやタオルを片手に全力で楽しむお客さんを見て、音楽と観客が一体になった空間の心地よさを強く感じました。エンタテインメントが生み出すエネルギーには、絶大なパワーがあるなと改めて感じることができるライヴでした。エンタメで誰かを支援する取り組みが、今後さらに増えていくといいなと思います。(松本)

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■エイベックスのサステナビリティ活動紹介動画「教えて古坂大先生!」はこちら