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2024.03.15

【学生レポート】LIVE EMPOWER CHILDREN 2024~コドモダンサーズ~

2月15日に開催された小児がん治療支援チャリティーライヴ「LIVE EMPOWER CHILDREN 2024 supported by 第一生命保険(以降LEC)」の当日の様子を、サステナビリティ推進室の学生メンバー6名が二回に分けレポートします。第二回は、コドモダンサーズのパフォーマンスについてお届けします。
(第一回レポートはこちら。TRFのETSUさん・CHIHARUさんへのインタビューはこちら


コドモダンサーズについて

小児がんを克服した5歳〜17歳の子どもたちがTRFとダンスでコラボレーションするステージです。2年目となった今回のステージには、LEC開催のきっかけになった、エイベックス・ヘルスケアエンパワー合同会社代表の保屋松さんの息子さんがサポートに加わりました。
ご自身も小児がんを克服しており、今回はLECの運営サポートとして、本番前のコドモダンサーズを励ましたり、夢の話をしたり、積極的に声かけをして緊張をほぐしたりしていました。学生メンバーもコドモダンサーズのサポートとして声がけをしていたのですが、初めのうちは1人でいた子が、次第に友達の輪の中に入り、笑顔で言葉を交わす様子がとても印象的でした。本番直前のステージ裏では、子どもたち一人一人が互いを思いやり、振りを確認しあったり励まし合ったりしていました。

もうすぐ本番!会場でのリハーサル!

リハーサルから、子どもたちの元気・ダンスの持つパワーを間近で感じました。一方で、思い通りのダンスができず落ち込んでしまう子もいました。そんな子どもたちに、年上の子やTRFの皆さんが優しく接しており、心が温かくなりました。
控え室では緊張している子も多かったですが、コドモダンサーズ同士の仲の良さを感じました。昨年のコドモダンサーズの企画で出会って仲良くなった子、対面のリハーサルで意気投合した子など、コドモダンサーズの企画を通して子どもたちの友情の輪が広がっていることを実感しました。また、本番直前にはピコ太郎さんが応援に駆けつけてくださり、頑張ろう、本番を楽しもうという気持ちで、皆さんステージに向かって行きました。

~本番前にお話を伺いました~

・今回が初めての参加でとても緊張しています。でも、リハーサル後にDJ KOOさんとハイタッチができて嬉しかったです。将来は、お花屋さんを友達と開きたいと思っています。その夢に向けて頑張りたいです!(小学2年生)

・トランペットの練習をしているので、東京スカパラダイスオーケストラのみなさんの演奏を見るのをとても楽しみにしています。ただ、その前に自分のステージがあるので、そこに向けてまずは頑張りたいです。ステージに立つのは2回目ですが、めちゃくちゃ緊張しています(笑)(小学5年生)

・リハーサルをしましたが、とても楽しくできました。リハーサル後に、SAMさんと「線路は続くよどこまでも」の手遊びができて、とても嬉しかったです。去年も参加したため、今年は全然緊張していません。楽しく踊りたいです!(中学2年生)

・お母さんから、LECのコドモダンサーズの話を聞いて参加しました。この活動を通じて友達を作ることができ、SNSで常に連絡を取り合っています。去年に引き続き、今回も一緒に練習ができて、嬉しかったです!(小学6年生)

・保屋松さんからLECに懸ける想いについて聞いた時、大号泣してしまいました。小児がんを患ったことで、踊れない子どもたちもいる中、コドモダンサーズの様子を見ていると、「踊れているだけで奇跡」と強く感じます。また、病気を罹患した子どもを持つ親同士だからこそ、共感できることが多くあり、保護者同士もとても仲が良いです。コドモダンサーズに選ばれたことに誇りを持って頑張ってほしいと思います。(保護者さま)

ワクワクドキドキの本番!

本番は皆はじける笑顔で踊っていました。舞台袖ではお客さんの多さに驚いたり「緊張する」と口に出したりしていた子もいましたが、緊張を感じさせないパフォーマンスでした。パフォーマンス終了後もお客さんからの拍手はなかなか鳴り止まないほどでした。それだけ、子どもたちの生きる力が心に響いたのだと思います。終了後、ステージから満足げに戻ってくる子どもたち、そして子どもたちを迎える保護者の方々の笑顔が印象的でした。

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【学生メンバーのコメント】

コドモダンサーズのパフォーマンスを通じて、たくさんの勇気をもらいました。闘病中つらいことや大変なこともあったと思いますが、それを想像させないほどの「生きる力」を感じました。また、パフォーマンス終了後の子どもたちのやりきったという表情を見て、私まで嬉しくなりました。外に出られず病室からオンライン配信を見てくれた子どもたちにも、コドモダンサーズの力が届いていたら良いなと思います。
今回の経験を通して、エンタテインメントは関わる全ての人が笑顔になれるものだと感じました。ダンスパフォーマンス中のコドモダンサーズの笑顔はとても輝いていましたし、微力ながらも当日の運営に関わらせていただいた私も自然と笑顔を浮かべておりました。当日会場に来てくださった方々もそうだったのではないかと思います。今後も、エンタテインメントを通して多くの方々に笑顔が広がっていくことを願っています。(池田)

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「今踊れない子の分まで頑張る」という子どもたちの強さ・優しさを目の当たりにしました。絶対に成功させたいという気合いの下で、出番前まで皆で振りの確認をしていた姿は印象的でした。また、舞台袖で、「ままたちにありがとうの気持ちを伝えたい」と1人の子が教えてくれました。辛い病気を乗り越えたのは、子どもたち自身のはずです。それにも関わらず、他人を思いやるという気持ちには、涙腺が緩んでしまいました。そのような強い気持ちを持って踊ったダンスはとても輝いていて、本当に大成功だったと思います。
「ダンスが踊れるだけで奇跡」「闘病生活が長くて、ランドセルをあまり使わなかった」というお話を保護者の方や子どもたちから聞いて、今の生活は決して当たり前でないと強く感じました。それと同時に、皆が笑っていられるようになってほしいとも感じました。私たち個人にできることはとても微力ですが、その気持ちが重なり合うことで大きな力となります。寄付もできることのうちの1つです。自分に何ができるのかを考え、支援の輪が広がっていけば良いなと思います。(木下)

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