close

株主・投資家の皆様へ

エンタテインメントを作り届け続けることが使命

新型コロナウイルス感染症の影響について

当社グループにおける新型コロナウイルス感染症の影響は甚大であり、特に音楽事業においては、2020年3月期におけるライヴ公演数が予定よりも177公演減少し、2021年3月期においては、4月以降全く公演が出来ない状況が続いています。緊急事態宣言の解除により再開の見込みはあるものの、多くの人が集まるライヴは、引き続き制限が求められ、収益の安定化には時間が掛かるものと考えています。また、ライヴに関連するマーチャンダイジングやライヴDVD等のパッケージ作品販売にも大きな影響が想定されます。この影響は音楽事業だけにとどまらず、アニメ・映像事業においては、制作スタジオやアフレコ等への影響による作品作りの停滞、アーティストアカデミー等の施設運営もしばらくは休業を余儀なくされるなど、広範な事業に影響を及ぼしています。

2020年3月期の業績

当期の業績については、売上高が音楽事業におけるパッケージ商品販売の減少、ライヴの公演数が減少したこと等により、1,354億69百万円(前期比15.4%減)となりました。営業利益は音楽事業の売上高の減少等により、40億33百万円(同43.1%減)となりました。親会社株主に帰属する当期純利益は、新型コロナウイルスに関連した費用や減損損失等の特別損失を計上したこと等により、11億2百万円の純損失(前期は親会社株主に帰属する当期純利益23億54百万円)となりました。

映像・音楽配信への取り組み

2021年3月期は、新型コロナウイルスを想定した「新しい生活様式」において、距離を気にせずにコミュニケーションが可能なデジタル配信による映像・音楽の提供が重要になってくると考えています。そこで当社グループにおいては、「ライヴ映像配信によるマネタイズ」「配信プラットフォームの積極的な活用」「配信コンテンツの拡充」「新たなファンコミュニケーションの創造」の4つを強化ポイントと位置付けます。例えば企業チャンネルとしては日本最大となるYouTube公式 avex channel等の配信プラットフォームへのより積極的なコンテンツの投下や、オンラインでの新たなフェスの企画等を積極的に進めます。さらに、ネットクリエイター領域での人材開発にも引き続き注力するとともに、アニメ制作ツールのAniCast Makerによるフルリモートでのアニメ制作技術の開発等、コロナ環境下におけるコンテンツ制作の環境整備も進めてまいります。こうした施策を、スピード感をもって実行していくために、デジタル・プラットフォーム事業を集約させ、デジタルシフトの強化と収益の最大化を目指していきます。

コーポレート・ガバナンスの強化

当社は、コーポレート・ガバナンスの更なる強化と意思決定の迅速化による業務執行の機動性向上を目指し、監査等委員会設置会社へ移行しました。また、独立社外取締役を取締役総数の3分の1以上の比率とすることを基本方針として定めるとともに、コンプライアンス委員会の委員長を独立性のある社外取締役といたしました。

業績予想と株主還元について

株主還元については、連結配当性向35%以上、年間配当金の最低水準50円という配当方針に基づき、2020年3月期の年間配当金は1株当たり50円とさせていただきました。2021年3月期は、新型コロナウイルス感染症による影響を現段階において合理的に算定することが困難であることから、業績予想と配当予想を未定としています。いずれも開示が可能となった段階で、速やかに公表いたします。なお、配当につきましては、業績の動向により、今後の財政状態、経営成績を鑑み配当方針を適用しない可能性があります。

エンタテインメントを作り届け続けることが使命

新型コロナウイルス感染症の影響はしばらく続くと予測しますが、創作活動は止めることなく、常にユーザーの皆様にエンタテインメントを届け続けることが私たちの使命であり、その活動が、終息後の更に進化した新しいエンタテインメントの創出に繋がると信じています。株主の皆様には、引き続きご支援を賜りますようお願い申し上げます。

2020年6月
代表取締役会長 松浦 勝人
代表取締役社長CEO 黒岩 克巳
代表取締役CFO 林  真司

Recommend